まゆ玉飾り

昔、関東地方の農村では養蚕が盛んだった。
まゆ玉飾りは小正月に、
「今年も蚕がよいマユをたくさん作りますように」と、
願いをこめて作られていた・・・・・・。
養蚕が衰退した現在では、
まゆ玉飾りを今でも作っている農家は、
もうほとんど残っていないのではないだろうか・・・・・・。
日本ならではの、
古くからの風習が消えて行ってしまうのは残念でならない・・・・・・。
世田谷区の古民家では、
この地域に古くから伝わるまゆ玉飾りを、
毎年小正月のころに展示している。

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まゆ玉飾りは上新粉をねったものを蒸し、
蒸しあがったものを臼に取り出し、
餅つきの要領で杵で搗いて行く。
そして、餅状になったものを丸めてまゆ玉にして行く。
まゆ玉の大きさや形は地域によって様々だが、
世田谷では蚕のマユの大きさと形に似せて作っているので、
一つ一つは決して大きなものではない。

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この地域のまゆ玉飾りの特徴として、
まゆ玉を飾る台木に、白蛇が巻き付いていることが上げられる。
この白蛇も上新粉の餅で出来ていて、
まゆ玉より先に作って飾り付けられる。

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間近で見ると目や舌まできっちり作ってあって、
なかなかの出来栄えだ・・・・・・。
今年が巳年ということもあって、
来園者のかたが勘違いして、
「干支を飾り付けているのでは」と話していたが、
干支ではなくて、
毎年縁起物の白蛇が巻き付いている。

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この白蛇の周りの枝にまゆ玉を刺していけば、
まゆ玉飾りの完成となる・・・・・・。

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このまゆ玉飾りは座敷に置く大きなものだが、
これとは別に神棚や仏壇、
家の戸口に小さなまゆ玉飾りを飾る
この小さな飾りの方はまゆ玉の数が奇数がよいとされ、
3つのものがほとんどだった・・・・・・。
(写真は世田谷区の次太夫堀公園民家園加藤家の展示)
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