里山の環境 「バッタの好む草地」

草原.png
草地にはバッタやキリギリス、コオロギなどが生息している。
彼らは種類によって好みの環境が微妙に違う。
ひとくちにバッタと言ってもじつに様々な種類がいる。

例えばトノサマバッタは短草地を好むが、
ただ短い草の場所があればいいという訳ではなく、
ある程度広範囲に短草が広がる場所を好む。
里山では畑の脇の広い草地や、
耕作地を囲む、土手の草地で見られる。

都市部ではこのような場所は、
開発でほとんど消滅してしまったと言っていい。
このため都市部では、
トノサマバッタを観察するためには、
河川敷などに行かないと見られなくなった・・・・・・。

ショウリョウバッタはそこまで神経質ではなくて、
草丈の短い草地にも、長めの草地にも生息している。
また、小規模な草地にも生息出来るため、
都市部のちょっとした草地でも見ることが出来る。
都市公園の草地にも意外と生息しているし、
開発に取り残されたちょっとした草地にも潜んでいる。

里山ではショウリョウバッタモドキは、
まだ若いススキが生えるエリアでよく見つかる。
ショウリョウバッタモドキはイネ科の草地を好むようだが、
分布はかなり局所的で個体数も少ないバッタだ。

ツチイナゴはクズの繁る場所や、
雑木林に面している草地でよく見つかる。
ツチイナゴは越冬するバッタなので、
冬季も枯れた草が残された場所が必要になる。

コバネイナゴは稲の害虫としても知られるように、
田んぼやその周辺の草地に生息している。
稲を食い荒らす印象が強いが、
イネ科の草、全般を食べるようだ。

オンブバッタやイボバッタは民家の庭や、
道端の草が生えているような場所でも見られる。
まばらに草が生えるような環境でも、
普通に見られるバッタである。

このようにバッタの仲間だけでも、
背の低い草、背の高い草、
面積が広い草地、雑木林に面した草地、田んぼ周辺など、
種によってそれぞれ好みの環境は微妙に違う。
だから広範囲を短時間のうちに、
同一の環境にしてしまうような草刈りをしてしまうと、
そこに生息出来る生き物は限られたものになって行くのだ・・・・・・
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