シメ
薮の中で何か動いたような気がして、
立ち止まって目を凝らしていると、
向こう側からもこちらを観察している者がいた

予想していたよりもずっと近くにいたので、
遠くばかり気にしていて気付くのがかなり遅れた

目が合ってもシメは全く動じる気配はなく堂々としている

薮を覗き込んでいる人なんてめったにいないから、
通りがかりの人が「何かいるのかな

くつろいでいるシメに悪いので、
一枚撮影させてもらって、早々に立ち去ることにした

「ありがとう」と声をかけて背を向けて、
数歩歩いてから、振り返って見たが、
やっぱりシメは堂々としていて、こちらをじっと見据えていた・・・・・・


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