ヤマアカガエルの卵塊
春一番が吹き荒れた日の翌日、
谷戸の水辺はヤマアカガエルの卵塊でいっぱいになっていた

ヤマアカガエルは低気圧が近付きまとまった雨が降ると、
産卵のために里山を下りて来る

なぜわざわざ雨の日を選ぶのかというと、
乾いた地面にお腹が擦れると、やわらかい卵が壊れてしまうため、
地面が滑りやすい雨の日を選んで下りて来るのだとか

ヤマアカガエルは一匹のメスが、
一度に二千個近い卵を産卵すると言われていて、
産卵前のメスのお腹はそうとうぱんぱんに違いない

そんなお腹で山を下りて来るのはかなりの重労働で、
雨で地面が滑りやすい方が自分自身にとっても楽なのだろう

ヤマアカガエルの卵塊は産卵から五日程度は、
画像のように非常に透明度が高い

産卵から一週間を過ぎると、周囲の土などが付着して周りに同化して来る

この日、数え切れないほどの卵塊を見つけたが、
どれも透明度が高いものばかりで、
どうやら全て春一番がふいた日の前後に産卵したもののようだ・・・・・・


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